飲食店の「独自サイト」に今回はフォーカスを当てていきます。
今や数多くの飲食店がお店や会社のサイトやアプリを作り様々な戦略に役立たせていますね。そんな独自サイトの作成方法からメリット、開業時の考え方などに関してまとめてみましたのでぜひ参考にしてみてください。
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飲食店独自のサイトを作るメリット
飲食店の独自サイトを作るってなると色々難しいことを考えてしまうかと思いますので、まずはメリットをご紹介していきましょう!
広告費用削減
大手の飲食ポータルサイト、クーポンサイトに関しては新規顧客を獲得することに関して効果的と言える反面、気にいってもらえたリピートのお客様が再度予約する際にも「ネット予約送客手数料」やもちろん月額の広告掲載費用がかかってしまいますね。
そんな時にご自身のお店が独自のサイトを持ち、予約フォームを盛り込みリピーターのお客様に関しては独自のサイトからご予約をもらえるようになれば圧倒的なコストの削減になります。その後のお店作りの予算に広告費を削減できるのは大きいかと思います。
多様な掲載情報
飲食ポータルサイト、クーポンサイトですとサイトごとに掲載情報の制限(文字数やデザイン)が存在します。すでに利用している方の中にはもっとお店の魅力を様々な形で掲載したい!と思われている方も多いのではないでしょうか?
独自サイトに関してはお店ならではのコンセプトや写真、メニュー情報を好きな形で掲載、更新することができます。
最近ではSNSとのリンク機能などを用いてリアルタイムの更新も可能になりますので、時代のニーズにあわせて機能を盛り込むこともできますね。
参考にしたい飲食店のサイトをピックアップ
そんな独自サイトですが様々な視点から3つずつピックアップして見ました。
それぞれが総合サイトと違い独自性がいいですね。
ぜひ参考にして見てはいかがでしょうか。
デザインがイケているサイト3選
まずはデザインがイケている(かっこいい)サイトを集めて見ました。
個人的主観ですが、店舗内装やコンセプトにこだわっているお店(会社)はホームページにも力を入れているように感じました。
TRANSIT
HP「TRANSIT」
あの有名なパンケーキ店「bills」の会社のホームページです。
各店舗の魅力が写真やホームページのデザインからさらに引き出されていると思います。
各ブランドのコンセプトなど、まるでアパレルのブランドのようですね。
Diamond Dining
HP「Diamond Dining」
様々なコンセプト店舗を持つDiamond Diningのサイトです。
店舗数の多さから各種進捗情報も見易いのと何よりもこちらのサイトも写真などがとても綺麗です。店内写真を撮る際に参考にできますね。
HUGE
HP「HUGE」
RIGOLETTOなどのブランド店舗を筆頭に都内を中心に展開しているHUGE。
グランドメニューの写真なども掲載していますがメニューひとつ取ってもイケてます。
本当にデザインに関してこだわりを感じます。
分かりやすい!使いやすい!予約しやすい!サイト3選
次に実用的でユーザー(お客様)に使われやすいサイトをピックアップしました。
もしかしたら読者の皆様も使ったことがあるのでは??
相席屋
画像引用元「相席屋HP」
凄まじい企画力で飲食業界に革新を起こした相席屋のサイトです。
お店の位置情報などこちらのサイトだけでもわかりやすく使いやすいのですが、細かくいうとこちらのサイトからダウンロードできるアプリが凄いんです。
各店舗の来客情報(男性●割、女性●割のような)を知ることができ、お客様の知りたい内容がしっかりと盛り込まれています。
大手のホットペッパーなどに掲載していない分アプリやサイトの充実度がユーザーの見易さや情報量の多さなどトータルで素晴らしいと感じました。
鳥貴族
画像引用元「鳥貴族HP」
今や知らない人はいないんじゃないかという激安焼き鳥居酒屋の鳥貴族。
焼き鳥に対する安心安全な情報やこだわりが細かく載っています。
さらに鳥貴族自体のサイトではないのですが
「epark」
というサイトでの鳥貴族の情報の入れ方がユーザーにとって素晴らしい内容でした。
今や大人気のお店なので週末などはなかなかは入れない、待つのが当たり前のお店になってしまった今、このサイトで各店舗の「待ち組数」を表示し少しでもお客様の待ち時間の短縮に役立つようにという内容が盛り込まれています。
お客様目線でのこういったサービスは見習いたいですね。
俺の株式会社
画像引用元「俺の株式会社HP 俺のイタリアン/フレンチ」
俺のイタリアンや俺のフレンチなどの「コスパ」の高い業態を多く持つ俺の株式会社。
こちらもサイトやアプリからの予約案内や各店舗のイベント情報などが多く掲載しており、ユーザーに使いやすいサイトコンテンツになっていますね。
「番外編」ブログ面白い、内容が参考になる、ためになるサイト3選
次にサイトが面白い、ためになるなどの番外編をお伝えします。
独自サイトだからこその自由な表現であり活用方法ですね!
みたのクリエイト
引用元HP「株式会社みたのクリエイトブログ」
こちらは会社やお店のサイトではなくみたのクリエイトの社長さんのブログなのですが飲食店への思い、店舗作りの大切さ、スタッフへの想いなどが書いてあり著者も見ています。
経営されているお店もいずれも素晴らしいお店ばかりで本当に勉強になります。
ブログという形式ですが飲食に携わる人が見てもらいたいと思います。
スパイスワークス
引用元HP「スパイスワークスHP」
「肉寿司」などのコンセプトや企画力がずば抜けているスパイスワークスのサイトです。
内装も自社でやっていることから「空間」を含めたコンセプトメイクの仕方やこだわりがサイトにも記載してあるのでとても勉強になります。
ロボットレストラン
引用元HP「ロボットレストランHP」
新宿歌舞伎町にあるロボットレストランのサイト。
海外のお客様がとても多く、観光名所みたいになっていますね。
サイトにも遊び心が満載で、動画のコンテンツが充実していたりと店内の様子や雰囲気がとてもよく伝わってきます。海外のお客様に向けて英語表記していたりとターゲット層を明確にしていて勉強にもなります。
飲食店のサイトを作る方法
独自サイトをそろそろ作りたくなってきたんじゃないでしょうか??
「どうやって独自のサイトを作るのか?」という疑問を解決し、作成方法をご紹介していきましょう。
ホームページ作成業者に依頼する
まずは手軽に「作成代行の業者さんに依頼する」というものですね。
ご自身で試行錯誤する時間的コストを削減したい方にぴったりですね。
ここでは飲食店ホームページを専門に作成代行している業者さんをご紹介しましょう。
フードコネクション
画像引用元「food connection HP」
全国対応しており、料金に関しても初期費用なしの月額払いなどもしており飲食店の要望に合わせる形をとっている業者さんです。
デザイン、コンテンツに関しても要望に合わせ写真の撮影やラフ出しや修正をしてもらえるので希望や要望に限りなく近い形での作成を代行できますね。
作成後もパソコンが苦手な方のためにFAXでの更新指示ができたり、アクセス解析もしてもらえるのでアフターケアも整っています。
food-page
画像引用元「food-pageHP」
「美味しそう食べたい!を伝えるホームページを作る」がコンセプトの業者さんです。
気になる初期制作料金は企業様の規模や店舗数、店の広さ、システム、デザイン、コンテンツなどによって変わってくる形で、一時取材後に作業量から適正に割り出した、お見積もりを出す形です。
その他にも月々のメンテナンスや更新のサービスに関しては月額固定でのプランが5,000円、10,000円、20,000円、100,000円とケース分けで用意がありますのでご自身のお店や会社に合わせたプランを組むことができますね。
コンセプトにもあるようにサイト構成もお料理が美味しそうに見える作りがウリなのでご自身の料理を全面に出したい人にはオススメですね。
nijimo
画像引用元「nijimoHP」
低コスト高メリットを掲げる飲食店専門の作成代行業者さんです。
料金体系は三つで
プラン名 | 初期費用 | 月額 | サービス内容 |
スタンダード | ¥100,000 | ¥3,150 | ページ数5ページ、電話とメールでの打ち合わせ、テンプレートからの作成etc |
オリジナル | ご予算に合わせての作成、要相談 | ¥3,150 | ページ数8ページ、面談と電話とメール打ち合わせ、原稿作成サポート、オリジナルデザイン案(2つ)etc |
プレミアム | ご予算に合わせての作成、要相談 | ¥3,150 | ページ数10~15ページ、面談と電話とメール打ち合わせ、原稿作成、オリジナルデザイン案(3つ)、出張撮影etc |
特徴としてはseo対策や高機能がウリなようで、料金体系に対しての内容説明がしっかりとしてある業者さんですね。
業者さんに依頼するメリット
やはり作成にかかる時間的コストや手間が削減できるのは大きなメリットです。
飲食業としての本来の業務に集中することもやはり大切だと思います。
業者さんに依頼するデメリット
初期費用にかかるコストはやはり気になるところですね。広告費削減の観点だけで独自サイトを作成しようと思っている方にとってはなかなか難しい判断になってきますね。
飲食店独自サイトを自分で作る
デザインに更にこだわりたい、作成コストを削減したいなど希望する方に関しては「自身で作成する」がぴったりです!作成するにあたってのwebコンテンツ作成サービスを有料のものから無料のものまでご紹介していきます。
無料のwebコンテンツ作成サービス
初期の作成費用や月額費用のかからないサービスをご紹介します。
無料のものはやはりほぼテンプレートからの作成、内容だけ打ち込むような形式であまり自由な設定、デザインはないのですが「お手軽」に作成ができるものが多く使いやすいですね。
Ameba
画像引用元「amebaHP」
サイトではなくブログ形式なのですがお店や会社でブログをやっているところは多いです。
気軽に更新できるメリットや分かりやすい作成内容が大きな利点だと思います。
初期の手間やコストに関しての敷居が低いのでとても使いやすいですね。
favy
画像引用元「favyHP」
有料プランもあるのですが無料での作成が簡単に可能です。
スマホ一つでの作成もできるということで敷居も低く、機能面もデザインの変更(テンプレートから)やメニュー掲載、写真の追加などまずまずのものが揃っています。
有料のwebコンテンツ作成サービス
次に有料のサービスですが、こちらはデザインはもちろん機能や管理に関しても自由自在なものが多いですが、基本的な知識がないと作成がかなり難しいと思います。
そういった点では開業時の人にはオススメできませんが、複数店舗経営の方やお店をブランディングしていきたい方にはオススメなので参考にしていきましょう。
WordPress
画像引用元「WordPressHP」
飲食店サイトに関わらず全インターネット上の28%がこのWordPressで作成されています。SEOとの相性もいいので集客や求人のサイト利用の観点でも長期的にサイトを運営していくならオススメですね。
サイトの作成自体は無料なのですが、サイトの「テーマ」と言われるデザインのテンプレートやドメイン、サーバーの費用で初期で少しお金がかかります。
端的にまとめると「有料だが作成費用はかなり安い」、「経験や知識がないと作成が困難」と言えますのでしっかりと判断して利用しましょう。
飲食店を「開業時」に登録しておくべきグルメサイト
上記の「独自サイト」の作成ももちろん意味があり有力な戦略の一つであることは理解していただけたと思います。しかし開業間もない頃は認知度も無く新規顧客の集客に苦戦する時かと思います。そんな時は大手のポータルサイト、クーポンサイトをうまく利用するべきだと思います。開業初期の広告費に関しは著者自身もある程度予算を取っていますのでぜひ参考にしてみてください。
大手3サイトを紹介、比較
まずは皆さんもご存知だと思いますが利用者の多いサイトや新規顧客の獲得に強いサイトをご紹介していきましょう。
ぐるなび
画像引用元「ぐるなびHP」
月額 無料/10,000/50,000~ 三種類
登録店舗数 約14万店舗(有料契約店舗5万店舗)
利用者数 5,200万人/月
会員数 1,200万人
特徴 どのエリアのユーザーにもある程度浸透していて比較的よく使われるポータルサイト。お店にあった販促プランや特集の組み方などの提案もくれるのでお店に合わせた設計が比較的できるが都内やターミナルエルアに関してはかなりの掲載店舗があり、広告費用が基本掲載費だけではほとんど効果が出ない。
最近では外国語ページの作成など外国人利用に関しても積極的に動いているので観光客の多いエリアにはオススメですね。
食べログ
画像引用元「食べログHP」
月額 無料/10,000/25,000/50,000/100,000/ 4種類
登録店舗数 約80万件(有料契約店舗2.6万店舗)
利用者数 7,500万人
会員数 55万人
特徴 ここ三年で圧倒的に認知度を上げてきていて、お店側からの広告ではなくお客様が口コミと採点を5段階でするというシステムなのでユーザーから信頼が高い。
3.3点以上だとかなりの集客になるが、採点するユーザーに関しても信頼度のようなものがあり誰が点数をつけても反映されるというものではないのでそういった点もユーザーの信用性をあげています。
月額利用費用の敷居も低く、小さいキャパのお店に関しても使いやすいかと思います。
最近ではネット予約を強めていて、UIなども誘導的になってきていますが、ネット予約での送客があると、お店側の負担として送客手数料200円/1人の費用がかかってしまいます。
ホットペッパー
画像引用元「hotpepperHP」
月額 5種類のプランがあるがエリアによって金額が変動する。
登録店舗数 7.3万店舗
利用者数 ネット予約数 5,153万人/年間
特徴 元々は紙面から始まったクーポンサイト。元々が「クーポン」の紙面、サイトなのでほとんどの掲載店舗はクーポンを掲載しています。最近ではUIがネット予約に特化しており、ユーザーの多くもネット予約になっています。
月額プランの金額によって掲載順位が変わってきますが同じ金額プランだとぐるなびよりも「ランダム性」が強いイメージが個人的意見としてはあります。
なぜ開業時には大手サイトを利用したほうがいいのか?
上記でご紹介した大手サイトですが、やはり独自サイトよりも費用や情報量の制限があルノは事実です。しかし著者は開業時に関しては大手サイトを利用することを強くオススメします。
検索に引っかかりやすい、利用者数の多さ
大手サイトに関してはgoogleやyahhoのseo上位を占めていることが多く、とにかく利用者が最初から多くいることが大きいメリットです。
参考「google」(新宿 居酒屋 で検索した画面)
参考「yahoo」(新宿 ダイニングバー で検索した画面)
もちろんそのサイト内で更に自店を見てもらえなければ意味がないのですが、開業時に独自サイトを立ち上げても「誰も知らない(認知度がない)」「検索されない」「見られない」の集客につながることに関してのデメリットが多いのです。
上記の大手サイトであればサイト自体のユーザー、新しいお店を探している人も多いので集客にはスピードを持って繋げられることができます。
ある程度の初期の広告費、広報費があると初期から新規の顧客さんを集めやすいので、開業時のスタートアップに向いているかと思います。
まとめ
いかがでしたか??飲食店開業から独自のサイトを持つ人はほとんどいないかもしれませんが、もしかしたら数年後は飲食店はお店毎に自店のサイトを持っている日が来るかもしれませんよ?時代の流れは飲食の流行と同じくものすごく速いです。
今までの当たり前が時代遅れになってしまうかもしれませんので頭を柔らかく、柔軟に飲食店の経営、運営をしていくことが大事ですね。
今後もこういった少し飲食とは離れていることも盛り込んでお伝えしていければと思います。
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