MFクラウドの有料プランは、月額1,280円からの手軽な料金で利用することができます。
有料プラン以外にも、無料プランや少し料金が上がるサポート付きプランなど、料金に応じて使える機能に違いがあります。
今回は、MFクラウドの料金を中心に機能の違いや料金を抑えて利用する方法などをお伝えしたいと思います。
また、2019年5月にMFクラウドの料金プランが変更になりましたので、以前との違いについてもご説明したいと思います。
この記事で分かること |
❶ MFクラウドの料金プラン ❷新料金プランと旧料金プランの違い ❸MFクラウドの料金を安くする方法 ❹他の会計ソフトとの料金比較 |
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【料金改定:最新版】MFクラウドの料金とプランの種類
それでは早速、MFクラウドの料金プランについてご説明していきたいと思います。
冒頭でも触れたように、2019年の5月にMFクラウドの料金プランが改定になりましたので、以前との違いについても後で触れていきたいと思います。
まずMFクラウドには、個人事業主向けの『MFクラウド確定申告』と、法人向けの『MFクラウド会計』の2種類がありますので、それぞれの料金プランからご説明します。
参考:「マネーフォワードクラウドの料金」
MFクラウド確定申告|個人事業主向けサービスの料金プラン
MFクラウド確定申告では、上記の3種類のプランと無料のフリープランの計4種類の料金プランがあります。
それぞれご紹介していきます。
フリープラン|無料
フリープランはMFクラウドに登録するだけで使える無料のプランです。
仕訳数が年間50件までだったり、作成した書類を印刷できないなどの制限はありますが、それ以外は有料プランと同じ管理画面で実際の機能を使うことができます。
まだどの会計ソフトにするか決めかねている人も、すでにMFクラウド導入を考えている方も、まずは登録してフリープランで実際に使い勝手を試してみましょう。
【関連記事】
「MFクラウドの登録方法と登録するメリット」
パーソナルライト|月額1,280円
MFクラウド確定申告の最安プラン『パーソナルライト』では、月額1,280円で確定申告関係の書類作成や出力などに併せて、請求書作成、経費精算、給与計算などの機能も使うことができます。
また、まとめて年払いにすると年額11,760円(1ヶ月あたり980円)と、お得になります。
最近の料金改定で代表3社の会計ソフトの中で一番料金が高くなってしまったのですが、その反面、給与計算などの機能も一緒に使えるようになった点は大きな違いです。
パーソナル|月額2,480円
パーソナルライトよりも月額料金が1,000円ほど上がった『パーソナルプラン』は、月額2,480円。毎月請求書を多く送るような方が検討してみてください。
こちらも年払いでお得になり、年額23,760円(1ヶ月あたり1,980円)となります。
請求書関係のメールや郵送が一括操作できたり、郵送費用が若干安くなったり、郵送代行が使えるようになったりと、請求書を多く送る方にはありがたい機能が追加されます。
パーソナルプラス|年額35,760円(1月あたり2980円)
『パーソナルプラス』は、先ほどのパーソナルプランに電話サポートが付いたプランです。
パーソナルライトとパーソナルプランにもメール相談、チャット相談ができるサポート体制は整っていますが、それだけでは心配という方はパーソナルプラスも検討してみてください。
料金は年額35,760円(1ヶ月あたり2,980円)となっており、パーソナルプラスには月払いがありません。
MFクラウド会計|法人向けサービスの料金プラン
法人向けのMFクラウド会計には、スモールビジネスとビジネスプランの2つの有料プランとフリープランがあります。
フリープラン|無料
法人向けMFクラウド会計にも無料のフリープランが用意されています。
こちらもMFクラウド確定申告と同じく、年間50件までの仕訳数や出力不可などの制限がありますが、登録だけで利用することができます。
気兼ねなくフリープランから使ってみましょう。
スモールビジネス|月額3,980円
法人の場合でも、おおよそ従業員10名未満の小規模な会社の会計をされる方は、『スモールビジネスプラン』でも十分かと考えられます。
スモールビジネスは月額3,980円。年払いだと年額35,760円(1ヶ月あたり2,980円)と、1ヶ月あたり1,000円もお得になります。
使える機能は、MFクラウド会計の一般的な機能と請求書作成、経費精算、給与計算なども一緒に利用できます。こちらは個人事業主向けと同じですね。
ビジネス|月額5,980円
従業員数が多い会社、会計業務が複雑な会社、請求書を多く郵送する会社などは、ビジネスプランも検討してみてください。
ビジネスプランも月払いが可能で、月額5,980円。年払いは59,760円で1ヶ月あたり4,980円となります。
ビジネスプランにアップグレードして追加される機能は、個人事業主向けでもあったMFクラウド請求書の機能が増えることや、MFクラウド会計の部門登録が無制限になる、容量が増える、電子証明書連携ソフト利用ができるなどです。
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MFクラウドの料金プランで以前と大きく変わったポイント
ここまでお伝えした料金プランは、2019年7月現在のMFクラウドの料金となりますが、冒頭でも触れたように、MFクラウドは2019年5月に大幅な料金改定とプラン変更がされています。
旧料金との違いに少し戸惑っている方もいることでしょうから、こちらで以前の料金プランと大きく変わったポイントについてご説明したいと思います。
サービス内容 | 新料金 | 旧料金 |
クラウド確定申告 | 月額1,280円~ | 月額800円~ |
クラウド会計 | 月額3,980円~ | 月額1,980円~ |
クラウド請求書 | 上のクラウド確定申告・クラウド会計にそれぞれ含まれた | 無料/月額500円~ |
クラウド経費 | 月額300円~ | |
クラウド給与 | 月額2,500円~ | |
クラウドマイナンバー | 月額980円~ |
まず、新料金と旧料金をそれぞれまとめると、上のようになります。
旧料金プランでは含まれなかったサービスも一緒に使えるようになった
現在のMFクラウド確定申告(会計)では、経費・請求書・給与などのサービスも一緒に含まれていますが、旧料金プランではそれぞれ別で契約して料金が発生する料金体系でした。
旧料金プランはクラウド確定申告(会計)を利用して、他にご自身の事業で必要があるものがあれば追加する形だったのですが、現在は最初からパッケージ化されているのでわざわざ追加する手間は省けるようになりました。
その分、新料金プランではクラウド確定申告(会計)自体の料金は上がっています。
旧料金プランよりも値上がりしたけどお得に…?
繰り返しますが、クラウド確定申告(会計)自体の料金は上がりました。
ただ、他のサービスも一緒に使えるようになったことで、結果的にお得になった部分も多いと考えられます。
例えばMFクラウド確定申告の場合、その差480円なのですが、個人で事業をされている方でも経費や請求書のサービスもあった方が便利だと考えられます。旧料金プランで経費・請求書も合計すると、月額1,100円~1,600円くらいなのでそこまで大きく変わらないかお得くらいだと思います。
法人の場合も、従業員がいて給与計算の必要がある場合は、旧料金プランで合計月額4,500~5,000円くらいは結局必要なので、こちらも新料金プランでお得になるとも言えます。
ただ、法人だけど従業員はおらず給与計算の必要もないという場合は、割高感が否めませんので、他の会計ソフトなども比較してみると良いでしょう。
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MFクラウドの料金による機能の違い
上記でMFクラウドの料金についてご説明しました。
それでは、それぞれの料金プランでどのような機能の違いがあるのかこちらの項目でもう少し詳しくご説明したいと思います。
フリープランでも使える機能
まず、ずばり申し上げますとMFクラウドでは無料のフリープランでも有料プランとほとんど同じ機能を使うことができます。
使えないものは、仕訳の学習機能や勘定科目の自動提案などの、「あれば便利だな~」くらいの細かな機能だけで仕訳や確定申告書などのメインの機能は無料でも使えます。
ただ、仕訳できる件数が年間50件までなど一部制限があります。これによって一般的な事業を行っている方であればどうしても仕訳件数が50件を超えてくるので、有料プランも検討しなくてはならない段階になります。
無料プランについて詳しくは以下の記事も参考にしてみてください。
【関連記事】
「MFクラウドの無料プランでできることと制限、無料での使い方」
有料プランにすることで使える機能
上の内容と重複する部分もありますが、MFクラウドを有料プランにすることで、まず制限が無くなります。
仕訳件数年間50件は結構少なめなので、普通に仕訳をしようとすれば簡単に超えてしまう事業主の方が多いことでしょう。有料にすればこの制限がなくなります。
また、フリープランでは登録後30日間しか使えなかったチャットサポートも無制限で受けることが可能になります。簡単な質問はチャットサポートに相談するのが一番手っ取り早いですね。
仕訳の学習機能では、それまでに登録した仕訳内容からよく使う勘定科目や修正項目などを次回以降に反映させてくれます。
勘定科目の自動提案は、領収書などの内容からどのような勘定科目に該当するのかをMFクラウドで提案してくれます。
これらちょっとした機能が使えるようになりますが、多くの仕訳をする方にとってはこれら機能は地味に助かるありがたい機能でもあります。
【関連記事】
「MFクラウド確定申告の使い方|記帳と確定申告を終わらせるための手順」
電話サポートの内容
料金はかかりますが、MFクラウド確定申告では、パーソナルプラスプランにすることで電話サポートを付けることによりさらに使いやすくなるプランがあります。
確かに「メールやチャットで質問するよりも電話で相談したい」というニーズもあるでしょうが、はたして年間で1万円以上の料金を払ってまでも付けておくサポート内容なのでしょうか…。
著者もパーソナルライトプランにしか登録していないので詳しくは言えませんが、電話サポートでは
が受付時間になっています。
メール・チャットサポートで注意書きされているように、「この帳簿の付け方で合っていますか?」「これは経費にできますか?」といった具体的で個別の相談は難しくて、MFクラウドの使い方に対するサポートが主なものだと思われます。
正直何度も電話で相談するものでもないので、「もともとパソコンに不慣れで操作が不安」といった方や、「とりあえず最初の1年間は電話で色々聞きたい」というような方は検討しても良いかもしれませんが、著者個人的には電話サポートはそこまで必要ではないのかなと思っています。
新料金プランで一緒になったサービスの機能
上記で、旧料金プランで別々だったサービスが新料金プランで一緒に使えるようになったことはご説明しましたが、具体的にそれぞれのサービスでどのようなことができるのでしょうか?
こちらで新料金プランで一緒に使えるようになったサービスの内容を簡単にご説明したいと思います。
気になる方は公式サイトのリンクを貼っておきますので、参考にしてみてください。
MFクラウド請求書
MFクラウド請求書では、請求書の作成・管理・郵送などの業務負担をしてくれます。
事業をしているのであれば、請求書を作って送るということが多くの事業者に当てはまると思いますので、会計業務と一元化して管理できるのは非常に便利ですね。
【公式サイト】
「マネーフォワードクラウド請求書」
MFクラウド経費
MFクラウドは、領収書の読み取りや経費精算、領収書の電子保存などができるサービスです。
他社の会計ソフトでは領収書の読み込みなどは会計ソフト内で一緒にできるようになっていますが、旧プランのMFクラウドは別々でした。
特に領収書のスマホ読み取りは、個人事業主の方から法人の方までかなり使える機能だと思いますので、こちらも一緒になったことで便利になっていますね。
【公式サイト】
「マネーフォワードクラウド経費」
MFクラウド給与
MFクラウド給与は、給与計算を行ってくれるソフトです。
上記でも触れましたが、旧プランのMFクラウド給与は月額2,500円からでしたので、これが一緒に使えるようになったのはかなりのお得だと言えるでしょう。
ただ、従業員を雇う予定がない方にとっては、「余計な機能」に感じてしまうかもしれません…。
【公式サイト】
「マネーフォワードクラウド給与」
MFクラウドマイナンバー
MFクラウドマイナンバーは、従業員の方のマイナンバー管理などを安全に行うためのクラウドサービスです。
2016年から運用が開始されたマイナンバー制度ですが、内容をいまいち理解していないという事業主の方も少なくないはずです…。
従業員など他人のマイナンバーをずさんな管理で情報漏えいさせてしまえば、損害賠償や罰則などのリスクもあります。
なかなか手が付けられない部分のことでもありますので、クラウドサービスに任せてラクに管理できるのはありがたいです。
【公式サイト】
「マネーフォワードクラウドマイナンバー」
MFクラウドの料金を少しでも安くする方法
ここまでMFクラウドの料金とプランについてご説明してきました。
そもそも個人事業主向けの有料プランなら月額1,280円の料金で利用できるので、そこまで気になることでもないかと思いますが、それでも何としても料金は安く抑えたい!という方に向けて、少しでもMFクラウドの料金を安く抑えるポイントを解説したいと思います。
仕訳数をフリープランの制限内に抑える
フリープランには制限があるものの、有料プランとほぼ同じ機能が使えるということはお伝えした通りです。
裏を返せば、制限以内に抑えることができれば無料でMFクラウドを利用することができます。
一番の制限は仕訳数年間50件です。副業で確定申告をする方や、もともと事業関係のお金の出入りが少ない方は、年間で50件に抑えられないか調整しながらフリープランを使ってみてください。
ただ、無理に経費の削減などすれば逆に損をする可能性もありますので、無理のない範囲で抑えるようにしましょう。
無料期間を上手く使う
どうしても仕訳件数が多い方は、有料プランの無料期間をうまく使いましょう。MFクラウドには2019年現在、有料プランを1ヶ月間無料で使える期間があります。
この無料期間を普通に使っても料金はお得になりますし、確定申告前に無料トライアルを開始して、無料期間中の30日間で仕訳・確定申告を終わらせます。その後解約すれば無料でMFクラウドを制限なしで使うこともできます。
ただ、確定申告直前にまとめて仕訳作業をすることはおすすめできませんので、どうしても料金を抑えたいという場合の最終手段としてお考え下さい。
【関連記事】
「無料期間を使って確定申告を終わらせる方法」
MFクラウドと他の会計ソフトの料金プランを比較
今回はMFクラウドの料金をメインでお伝えいしていますが、会計ソフトにはMFクラウド以外のものもありますね。
まだMFクラウドにするかどうか決めかねている方は、料金や使える機能など他の会計ソフトと比べてみるのも良いでしょう。
最後に、他の会計ソフト「freee」と「やよい」の料金プラン(個人事業主向け)と比較してみたいと思います。
こちらでも簡単にご説明しますが、以下のリンクで詳しく解説していますので、気になる方は参考にしてみてください。
【関連記事】
「個人事業主向けの会計ソフトを比較!」
また、実際の評判・口コミなどを見てみるのも良い検討材料になると思います。
【関連記事】
「MFクラウドの評判は?Twitterでの評判とメリット・デメリット」
freeeの料金プラン
freeeの料金プランは上のようになっています。
月額980円と、MFクラウドよりも若干料金が下がりますが、freeeでも請求書作成やスマホでの領収書読み取りなど、1つのアカウントで一元化できます。
また、サイト内で極力会計の専門用語が出てこないように工夫されており、初めて確定申告をする方や簿記の知識が無い方は、freeeの方が分かりやすいかと思います。
【関連記事】
「freeeの料金とプラン比較」
やよいの料金プラン
申告方法 | プラン | 料金 | 使える機能 |
青色申告 | セルフプラン | 年間8,000円 (初年度無料) |
基本機能 確定申告 |
ベーシックプラン | 年間12,000円 (初年度6,000円) |
基本機能 確定申告 サポート |
|
無料体験版 | 無料 | 基本機能 期間限定 |
|
白色申告 | フリープラン | 無料 | 基本機能 確定申告 |
ベーシックプラン | 年間8,000円 (初年度4,000円) |
基本機能 確定申告 サポート |
インストール版の会計ソフトでも有名な弥生会計のクラウド会計ソフトやよいのオンラインシリーズの料金プランは上のようになっています。
他の会計ソフトとの違いは、白色申告と青色申告でプランが分かれていることです。料金月払いをすることができませんが、1年トータルでの料金はやよいが一番安いです。
さらに、白色申告では完全無料で確定申告まで終わらせることまでできてしまいます。
一方で、一番安いプランにはサポートが一切付いていませんので、自力で調べたり試したりすることが苦手な方は少し苦労するかもしれません。
【関連記事】
「やよいの青色申告オンラインの料金・機能・使い方・評判まとめ」
「やよいの白色申告の料金・機能・評判まとめと青色申告の重要性」
まとめ
今回は、MFクラウドの料金を中心に説明させていただきました。
いくつかあるクラウド会計ソフトの中で、無料のプランでも使える範囲が一番広いと思われるものがMFクラウドです。
無料プランでもある程度使えますし、有料プランでも1か月は無料で使えますので、まずは実際に使ってみることをおすすめします。
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MFクラウドには無料で使えるフリープランがあり、有料プランとほとんど同じ機能を実際に使うことができます。また、今なら有料プランも1ヵ月間無料のキャンペーン実施中!これまで会計ソフトに興味はあったけどまだ導入できていなかった方でも気軽にお試しできますので、この機会に是非一度使い心地を試してみてください。
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