個人事業主向けの会計ソフトを比較！料金や機能、無料プランの違い

これから会計ソフトを導入しようとしている方は、どの会計ソフトが良いのか色々と比較しながら調べていると思います。

そもそも、会計ソフトといっても、大きくクラウド型とインストール型に分けられますね。

今回は、主におすすめであるクラウド型の会計ソフトから、代表的なもの3つを選抜して、

などを比較していきたいと思います。

それぞれの良い面・悪い面、特徴を知ってもらって賢く自分に合った会計ソフトを使い始めていただければなと思います。

会計ソフトのクラウド型とインストール型を比較

はじめに、会計ソフトにはWEB上で入力・操作を行う『クラウド型』と、ソフトを購入して使っていく『インストール型』の２種類がありますが、それぞれどのような特徴や違いがあるのかを比較していきましょう。

クラウド型とインストール型の特徴

まず、クラウド型とインストール型をそれぞれ比較してみると、上のようになります。

料金の違い

具体的な料金については、商品によってピンキリなので一概には言えませんが、基本的にはインストール型の方がトータルで安くなる傾向にあります。

インストール型は、一度購入すれば数年はそのまま使えることが多いからです。

一方でクラウド型の場合、利用している期間は決まった料金が発生します。

インストールなどの手間

手間が省けるという点では、圧倒的にクラウド型がおすすめです。

インストール型は、購入してソフトウェアをインストール、さらにアップデートのたびに更新して、パソコンを買い替えたらデータを移行して…と、やることが多いです。

始めやすさ

気軽に始められるという点でもクラウド型が優れています。

インストール型は通常、ソフトそのものの料金を最初に支払うので、いきなり1万円前後のお金を払います。試しに使っていなくてもです。

クラウド型は、月額数百円から始めることもできますし、無料お試しプランだって各社充実しています。

どれを使おうか悩んでいる状態の方には、クラウド型で試してみるのが一番ですね。

必要になるもの

インストール型会計ソフトは、パソコンにソフトウェアをインストールして使いますので、当然パソコンが必要ですね。

商品にもよるでしょうが、1つの会計ソフト購入につき1つのデバイスでしか使えない等の事もありますので、職場のパソコンと自宅パソコン両方で使えないこともあります。

クラウド型も必要なのですが、ネット環境が整っていてログインさえ出来ればどこでも使えますので、職場のパソコンやスマホ、自宅のパソコンなど色々なところで使えます。

その他デメリット

デメリットとして考えられることが、データ紛失のリスクでしょう。これはインストール型会計ソフトに言えます。

インストール型は、パソコンのトラブルなどでデータが消えてしまった場合、会計ソフトの内容も消えてしまうリスクがあります。

クラウド型はネット上に情報がありますので、万が一パソコントラブルが起きても、再びログインできれば問題ありません。

結論：クラウド会計ソフトがおすすめ

結論、どちらがおすすめかと言うと、圧倒的にクラウド会計ソフトをおすすめします。何より使いやすいですし、無料体験版が付いているので比較検討もしやすいです。

毎月・毎年の料金はかかりますが、反対に途中で解約することも簡単なので、導入してみる抵抗も少ないと思います。

さらに今回ご紹介する3つのクラウド会計ソフトは、どれも切磋琢磨して使いやすくて便利なサービスを提供してくれていますので、今後のアップデートも楽しみです。

ということで、以降では

の代表的なクラウド会計ソフトをそれぞれ比較していきたいと思います。

クラウド会計ソフトの料金プランを比較

それでは早速、クラウド会計ソフトの料金プランから比較していきましょう。

freeeの料金プラン

freeeの料金プランは上の通りです。

月額1,180円から利用することができて、1年分まとめて支払うと2か月分安くなります。

一番高額なプランにプレミアムプランがありますが、こちらは法人直前の個人事業主向けのプランになりますので、一般的な個人事業主の方であれば月額1,180円か2,380円のプランで十分でしょう。

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MFクラウドの料金プラン

MFクラウドの料金プランはこの通り。月額1,280円から利用でき、freeeと同じような価格帯となっています。

MFクラウドも年払いにすることで、1か月分料金が安くなります。長く使うつもりの方は、年払いが良いでしょう。

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やよいの料金プラン

やよいの料金プランは、上の2社とは少し違って青色申告と白色申告で料金設定が違います。

青色申告は年間8,000円で利用できるので一番安いです。さらに、白色申告ならずっと無料で確定申告までできていしまいます(白色申告自体あまりおすすめできませんが…)。

料金で比較していると、やよいが一番安いということが分かりますね。

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料金プランの比較まとめ

それぞれのクラウド会計ソフトの料金を比較すると、このようになります。

1年間無料もありますし、料金面で言えばやよいのクラウド会計ソフトが一歩リードと言ったところですね。

ただ、月額制ではないので、ちょっと試しに使ってみたいという方には少し不向きかもしれません

クラウド会計ソフトの無料で使える内容の比較

上の項目では有料プランの比較をしましたが、今回ご紹介する会計ソフトは、それぞれ無料プランや無料期間があります。

それぞれの会計ソフトの無料プランで、どこまでのことができるのかを比較してみましょう。

freeeの無料プラン

freeeでは、有料プランのスタータープランとスタンダードプランを無料で使えるお試し機能があります。

出来上がった書類が出力できなかったり、過去の取引記録が30日分しか観覧できないなどの制限があるので、無料だけで確定申告を終わらせることは難しいのですが、有料にする前に試してみることは十分にできますね。

MFクラウドの無料プラン

MFクラウドには、フリープランという無料のプランがあり、こちらもfreeeと同じく制限付きで利用することができます。

出来上がった書類を印刷できないことはfreeeと同じです。取引記録の仕訳数が年間で50件までと限られています。

年間で50の仕訳数と言うと、かなり少ないので、普通に事業をされている個人事業主の方であれば簡単に超えてしまうことでしょう。

それでも、試してみる使い方であれば十分に役に立ってくれることでしょう。

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やよいの無料プラン

やよいのプランは他の２社に比べると少し違います。

まず、お伝えの通り、白色申告のフリープランであれば無料で確定申告まで完了することができます。

青色申告の場合、有料プランを1年間無料で利用することが可能です。

こちらも本来有料のものを特典として無料で使っていることになるので、使える機能に関しても後でお伝えする会計ソフトの使える機能となんら変わりません。

また、やよいの青色申告でも無料お試し版もあります。ただ、こちらは、登録後最長2ヶ月しかログインできませんので、登録するタイミングに注意が必要です。

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無料プランの比較まとめ

それぞれの無料プランの特徴をざっと説明しましたので、こちらで3社を比較してみたいと思います。

まず、無料プランでできることですが、freeeとMFクラウドは、制限があるものの出力以外の基本機能はほとんど使えると思ってください。

ただ、出力ができないということは、申告書の提出や帳簿の保管ができませんので、それだけで確定申告が終わるわけではないです。

やよいは、無料プランや無料期間をうまく使えば、無料で確定申告まで終わらせることもできてしまいます。

一方で、無料にはサポートが一切付いていないので、分からないことがあっても基本的に自分で調べるか、青色申告会や税務署に相談しに行ったりということにもなるかもしれません。

確定申告が初めてという方は、多少なりともサポートが付いていた方が安心かも知れませんね。

freeeもMFクラウドも、無料ではそれぞれ制限があります。

MFクラウドに関してはうまく運用すれば、無料だけでもけっこう使えるかもしれませんが、freeeは過去のデータが見られなくなっていくので、無料はあくまでもお試しといったところですね。

やよいの青色申告にも無料体験版がついていますが、こちらは登録から2ヶ月以内にログインできなくなります。

ですので、1年無料で利用する方が多いでしょうが、翌年以降は有料になるのでずっと無料というわけにはいきません。

クラウド会計ソフトの使える機能や使いやすさを比較

こちらでは、それぞれの会計ソフトの最安プラン

での、使える機能について比較しながら解説したいと思います。

ただ、結論から申し上げますと、どの会計ソフトも確定申告や帳簿作成に必要な機能は十分に搭載されており大きな差はありません。

ですので、著者の個人的な感想もありますが、実際に使ってみた使いやすさについてもご説明したいと思います。

freeeで使える機能

freeeのスタータープランでは、

が基本的な機能として使えます。

他の会計ソフトもほとんど同じで、唯一違うところと言えば、やよいのセルフプランにはサポートが付いていないといったくらいです。

freeeの使いやすさ

freeeは、初めて確定申告や帳簿作成をされる方でもなるべく分かりやすいように、極力難しい用語は使われていませんし、親切に説明書きもされているので初めて確定申告や帳簿作成をする方には特に使いやすいでしょう。

逆に簿記の資格がある方、すでに何年も確定申告をされている方は少し回りくどく感じてしまうかもしれません。

MFクラウドで使える機能

MFクラウドも上記のfreeeで使えた機能と同じですね。

MFクラウドの使いやすさ

MFクラウドは、家計簿アプリとしても有名なマネーフォワードを提供している会社が運営していますので、UI(サイトの使い勝手)は非常に良いです。

出てくる専門用語や帳簿の知識などを無視して、単純に使いやすさだけで言ったなら、freeeかMFクラウドが使いやすい・分かりやすいと著者は思います。

使いやすさを求めるのであれば、まずはこちら２つを実際に使ってみて判断してみると良いと思います。

やよいで使える機能

やよいの青色申告フリープランも、上2つの会計ソフトと同じ機能は使えますが、唯一サポートが付いていません。

メールでの相談も基本的にはできないと思っておいた方が良いです。

初めて会計ソフトを使う方がほとんどでしょう。特に、確定申告も初めてという方は、サポートが付いているプランかやよい以外の会計ソフトから試してみた方が良いかと思います。

やよいの使いやすさ

やよいのオンラインシリーズは、インストール型の会計ソフトをベースに作られていますので、やよいの会計ソフトを触ったことがある方は一番しっくりくると思います。

また、クラウド請求書管理ツールの『Misoca』も提供していますので、請求書作成でMisocaを使っている方は、連動させやすいと思います。

使える機能や使いやすさの比較まとめ

使える機能を比較してまとめを申しますと、この3社の会計ソフトならどこも大きな機能の違いはありません。やよいが料金が安い分、サポートが付いていないくらいです。

使いやすさに関しては、freeeとMFクラウドが少し使いやすさでリードしているかなと感じました。

さらに細かく言うと、確定申告や会計ソフトが全く初めての方はfreeeから試してみるといいかなと思います。

また、各社会計ソフト以外にも、マネーフォワードやMisocaなどのサービスを提供しています。

会計ソフトの会社が提供している他のサービスを使っているようでしたら、そちらを優先的に使ってみた方が使いやすいと思います。

クラウド会計ソフトの評判・口コミ比較

最後に、クラウド会計ソフト3社の実際の口コミ・評判を比較していきたいと思います。

とは言っても、口コミ評判についても、Twitterを見てみる限り良い口コミがほとんどでした。

「みん評」という、総合口コミ・評判サイトでは、3社の満足度は以下のようになっていました。

どれも僅差で、評判は上場だと言えるでしょう。他にも会計ソフトは多数ありますが、こちらの3社が上位を占めていました。

freeeの評判・口コミ

みん評で3.58点だったfreeeの口コミは、

と言った声が見られました。みん評でもTwitterでも、サポートが物足りないという声以外、freeeの悪い評判は見当たりませんでした。

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MFクラウドの評判・口コミ

3.41点のMFクラウドの口コミも、

と言った声が多かったです。

悪い口コミでは、重いというものがありました。クラウド会計ソフトは、WEBを通してサービスを提供しているので、アクセスが多いタイミングなどでは動きが重くなることが考えられますね。

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やよいの評判・口コミ

みん評で3．65点と一番高かったやよいの評判は、

という声が見られました。

やよいも悪い口コミは無かったですね。

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評判・口コミ比較まとめ

クラウド会計ソフト3社の口コミ・評判をまとめてみると、どれも評判は上場ということが結論として言えます。

悪い評判も無いと言っていいですし、無料体験版も付いています。

ここまでお読みいただいた中で、気になる会計ソフトが出てきたと思います。

無料からで結構ですので、ぜひ一度使ってみることをおすすめします。

どの会計ソフトもメールアドレスなどを登録するだけで簡単に使えますので、早速お試し下さい。

まとめ

今回は、主にクラウド会計ソフトのおすすめ3社を比較していきました。

料金が一番安いものはやよい。

使える機能に関しては、どこもほとんど同じで評判も良いので満足できるのではないかと思います。

無料体験版も充実していますので、気になった会計ソフトをぜひ一度使ってみましょう！