会計ソフトと言えば、「やよい」の会計シリーズが有名ですよね。
やよいでは、クラウド上で取り引きの記録や仕訳、確定申告書の作成などができるやよいのオンラインシリーズがあります。
そして、白色申告をする方のために『やよいの白色申告オンライン』があり、こちらがなんとずっと無料で使うことができます!
国で提供している申告システム『e-Tax』よりも断然使いやすくて、しかも無料!
今回はやよいの白色申告オンラインのプランやできること、実際の評判などをまとめてご紹介したいと思います。
白色申告をされる方は、ぜひご覧になって無料で楽に確定申告を終わらせてしまいましょう。
この記事で分かること |
❶ やよいの白色申告オンラインの料金プラン ❷ やよいの白色申告オンラインの評判 ❸ やよいの白色申告オンラインの使い方 |
無料で使える!
やよいの白色申告オンライン
やよいの白色申告オンラインは、完全無料で確定申告まで終わらせることができる会計ソフトです。銀行口座などとの連携で仕訳作業も軽減され、申告書もラクラク作れます。他の会計ソフトだとどうしても料金がかかりますが、無料で確定申告まで済ませられるのはやよいの白色申告オンラインだけ!白色申告をする方は、ぜひ一度使ってみてください。
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やよいの白色申告オンラインのプランと料金
まず初めに、やよいの白色申告オンラインのプランと料金についてご説明します。
冒頭でもお伝えしたように、やよいの白色申告オンラインの基本プラン(セルフプラン)は無料で使うことができますし、サポートが充実しているベーシックプランも用意されています。
フリープラン|ずっと無料!
やよいの白色申告オンラインのフリープランは、次年度以降もずっと無料で使うことができます。
無料だから確定申告を完了することができないとか、帳簿の印刷ができないということはありませんのでご安心ください。
後でお伝えする基本的な機能は無料でも十分に使うことができます。
ベーシックプラン|年間8,000円(初年度4,000円)
上記のフリープランはメールやチャット、電話でのサポートが付いていません。
やよいの使い方や確定申告・帳簿の基本的なことで分からないことがあってもやよいに相談することはできないのです。
有料にはなってしまいますが、電話サポートまで付いたベーシックプランというものもあります。
初年度は年間4,000円とこちらも格安で利用することができますので、初めて確定申告をする方などは、最初の年だけベーシックプランにして、慣れてきたらフリープランにグレードダウンする方法もありますね。
やよいの白色申告オンラインでできることと使い方
それでは、やよいの白色申告オンラインではどのようなことができるのかをこちらで解説していきたいと思います。
【関連記事】
「【やよいの会計ソフト】無料で使える機能と無料プランの選び方」
取り引きの記録や仕訳
取引内容を記録してその内容を自動で仕訳けたり、口座やクレジットカードと連携して入出金を自動で反映したり、領収書を読み取って購入内容を記録したり…と、クラウド会計ソフトのメインとなる自動記録・仕訳の機能はフリープランでも使うことができます。
2014年から、白色申告も帳簿を付けることが義務付けられましたので、この機能が使えるだけでも帳簿作成がかなり楽になります。
確定申告書の作成
特に初めて確定申告をされる方は、何を提出すればいいのか?何をどこにどう記入すればいいのか?全く分からない状態と言っても良いですね…。
しかし、やよいの白色申告を使えば、説明を見ながら項目を埋めていくことで確定申告に必要な書類が出来上がっていきます。
フリープランでもそれを印刷して印鑑、マイナンバー記入、その他控除証明書などの添付書類を集めて提出すれば、自力で確定申告を終わらせることだって可能です。
メールや電話でのサポート(ベーシックプラン)
有料のベーシックプランでの機能にはなってしまいますが、メール・チャット・電話、それから画面共有を使ってのサポートを受けることができます。
どれも自宅でパソコンに向かいながら受けられるサポートなので、とても気軽に使えますね。
特に他のクラウド会計ソフトのプランでは、電話サポートが付いているものだとどうしても割高になってしまうのですが(年間15,000~40,000円ほど)、これが初年度4,000円から利用できるのは魅力的ですね。
やよいの白色申告オンラインのメリット・デメリット
以上がやよいの白色申告オンラインのプランや使える機能でした。
それでは、それらを踏まえてやよいの白色申告オンラインのメリット・デメリットをお伝えしていきたいと思います。
これから利用をしようとお考えの方は参考にしてみてください。
やよいの白色申告オンラインのメリット
まずはやよいの白色申告オンラインを利用するメリットからです。
無料で確定申告までできる
他のクラウド会計ソフトは、青色申告と白色申告に分かれていませんので、白色申告をしようとする時も有料プランまで契約しないと確定申告まで終わらせられないことがほとんどです。
しかし、お伝えしたようにやよいの白色申告のフリープランでは、無料で確定申告まで終わらせることができます。
白色申告と青色申告のどちらが良いのかは後ほどお伝えしますが、白色申告をするのであればやよいの白色申告オンラインが断然おすすめですね!
利用者が多いので相談しやすい
やよいは確定申告ソフトとしてかなり有名ですし利用者も多いです。さらには、インストール版の会計ソフトシェア率ナンバー1ですので、使っている人や機関が多いです。
税理士や商工会などでの相談もやよいの会計ソフトを基に説明がされたり、相談も受けられたりするので話が分かりやすい・伝わりやすいです。
使いやすい・分かりやすい
同じく無料で使える確定申告用のシステムとして、国で運営されている『e-Tax』というものがあります。
一度使おうとしてみた方は分かるかと思いますが、正直なところかなり使いにくいです…。これを見て確定申告に抵抗が出た方もいるんじゃないかと言うくらい…。
その点やよいは流石民間企業と言ったところでしょうか、使う人が使いやすいように設計されています。
同じ無料で使えるツールでも、やよいの白色申告オンラインが格段に使いやすいですね。
無料で使える!
やよいの白色申告オンライン
やよいの白色申告オンラインは、完全無料で確定申告まで終わらせることができる会計ソフトです。銀行口座などとの連携で仕訳作業も軽減され、申告書もラクラク作れます。他の会計ソフトだとどうしても料金がかかりますが、無料で確定申告まで済ませられるのはやよいの白色申告オンラインだけ!白色申告をする方は、ぜひ一度使ってみてください。
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やよいの白色申告オンラインのデメリット
一方でやよいの白色申告オンラインのデメリットです。無料で使えますし、デメリットらしいデメリットはありませんが、あえて挙げると以下のものがあります。
動作が重くなる…?
実際に著者本人は経験したことないので何とも言えませんが、サーバー上でシステムが稼働していますので、確定申告前などのアクセスが増える時期は動作が重くなることがあるみたいです(後の評判のところでツイートを貼っています)。
ただ、他にそのような口コミの人もほとんどいませんでしたし、そもそもサーバーでやり取りするのですから、多少動作が遅くなることもあるでしょう。
そこまで気になることではないと思います。
対象は白色申告のみ
無料で確定申告までできるのは白色申告だけです。
やよいで青色申告をしようとすれば、最初の1年間は無料ですが、翌年以降は年間8,000円の料金がかかります。
「白色申告よりも青色申告で確定申告した方が良い!」ということは後ほど詳しくご説明しますが、節税効果も高い青色申告にする場合は、いつまでも無料ではない事を覚えておきましょう。
無料プランはサポート無し
やよいの白色申告オンラインのフリープランにはサポートが付いていません。
確定申告を白色申告でされる方というのは、確定申告について知識がほとんどない方か、副業などで利益が少なくてとりあえず白色申告にしている方が多いでしょう。
そのような方こそ分からないことも多くてサポートを使いたいものですが、無料では簡単に質問・相談はできませんのでご了承ください。
やよいの白色申告オンラインの実際の評判
こちらでは、やよいの白色申告オンラインを使った方の実際の評判を良いものと悪いものに分けて紹介していきたいと思います。
【関連記事】
「やよいのクラウド確定申告の評判まとめ」
やよいの白色申告オンラインの良い評判
無料だから使い始めた
母親が個人事業主として申告を始めると言うので、やっぱりfreeeかなと思って調べて見たら、
やよいの白色申告はfreeeと同じように自動取り込みとかレシート認識とかできて、しかも無料なのね。
ということでやよいにした。— 九龍真乙 (@qryuu) 2018年8月21日
記事でも出てるけど弥生オンラインええぞ〜〜白ならタダやで
— 刀野 (@h_natano) 2018年7月9日
やっぱり無料で確定申告までできるというインパクトは大きいですね。白色申告をされる方はやよいの白色申告オンラインが本当におすすめです。
確定申告がわからなくても使ってみるべき
確定申告わからない人は弥生会計の「やよいの白色申告オンライン」(無料)を活用すべき。本当に何もわからなすぎて申告できず、加算税とか延滞税を払ってたこともあるわたしがなんとか申告書類つくれるようになったのはこれのおかげ。
— troookie (@troookie) 2018年3月16日
確定申告のことが分からなさ過ぎて白色申告にしている方も多いはず…。今まで確定申告に敬遠がちだった方でも、やよいの白色申告オンライを使ってなんとか書類を提出できたとの声です。
白色申告も記帳が義務付けられたので会計ソフトは必須
「やよいの白色申告オンライン」はクラウド型の無料ソフト。日々の経費を打ち込んでおけば、簡易帳簿も申告書も自動的に作れる。
領収証の合計額を記入するだけの申告はもはやNG。簡易帳簿の作成は全申告者の義務だ。領収証をノートに貼って管理し、ソフトを導入すべし。面倒なら税理士に任せよ! https://t.co/gAlhMpAy26— 服部 陽介 (@hachiprio) 2018年3月9日
2014年から白色申告でも記帳の義務が生じました。
簿記の知識がない方が、エクセルや手書きで記帳することはかなりハードルが高いことでしたが、やよいの白色申告オンラインを使えば帳簿だって簡単に作成できてしまいます。
そして無料です。
白色から青色へのアップグレードも可能
確定申告、やよいの白色で今年やって来年は青色にするんですけど、青色のアップグレードでセルフプランとベーシックプランどっちにしたほうがいいかわかる方いたら教えてください…
ベーシックプランはサポートがついてるってだけ?普通はセルフプラン??— 仲島歩 (@a12nakashima) 2018年3月20日
後でお伝えしますが、白色申告よりも青色申告の方が税制面などでかなり優遇されます。
クラウド会計ソフトの年間料金など簡単に超えてしまうほど税金が下がりますので、なるべく青色申告にしたいところですね。
後からプランをやよいの青色申告オンラインに変更することも可能ですのでご安心ください。
やよいの白色申告オンラインの悪い?評判
Twitterを一通り見ただけでは、やよいの白色申告オンラインを悪く言っている方は見当たりませんでした。
唯一ネガティブな事を言っていた方がこちらの方でしたのでご紹介します。
ページが重い?
やよいの白色申告オンラインの入力画面がめちゃくちゃ重いから、たぶん日本全国でみんな入力がんばってるんだろうな。同じ画面を見てるみんながんばろうな https://t.co/tvOJq95NJJ
— 沖 さやこ (@s_o_518) 2018年2月14日
確定申告開始直前の2月14日のツイートで、入力画面がとても重いとのことです。
クラウド上でのサービスですので、アクセスが多いとこのようなことがあるのかもしれません。
白色申告よりも青色申告の方が断然お得!
ここまでやよいの白色申告ということで、白色申告で確定申告をすること前提でお話を進めてきましたが、確定申告をするのであれば断然青色申告ですべきです!
「お得」という言い方は少し違うかもしれませんが、青色申告にすることで税金を大幅に減らすことができます。
やよいの青色申告オンラインもあり1年目は無料で使うことができますので、青色申告のメリットに理解していただいた方は前向きに青色申告も検討してみてください。
【関連記事】
「やよいの青色申告オンラインの料金・使い方・評判まとめ」
青色申告にすることで数十万円程度は税金が下がる
まず結論から申し上げますと、白色申告から青色申告に変更することで納める税金が数十万円程度下がると思っておいて結構です。
所得税は累進課税なので一概には言えませんが、年間利益が300万円の方で税金が20万円ほど下がります。
税金が下がる理由には、白色申告から青色申告にすることで次のことができるようになる方です。
【関連記事】
「青色申告にする4つのメリット」
青色申告特別控除が受けられる
まず、青色申告にするだけで10万円の控除を受けることができるようになります。さらに、簿記方式を複式簿記にすることで65万円まで控除が上がります。
仮に税率が20%だったとすれば、65万円だけで税金が13万円下がることになります。
複式簿記は難しいとも言われていますが、やよいの青色申告オンラインを始めとしたクラウド会計ソフトを使えば、単式簿記と複式簿記を作る手間は全く変わりません。
家族に経費扱いで給料が払える
もし奥様などのご家族に事業を手伝って貰っている場合、家族を青色事業専従者にして給料を支払うことが認められます。
そして、これは必要経費になるのでその分所得が下がって税金も減ることになります。
家族に給料を支払うということは、結果的に同じ家計にお金が入ることですが、それなのに税金は下げられます。
ご家族に手伝って貰っている方は、この仕組みを上手く使わない手はありませんね。
赤字が繰り越せる
開業時の借入などで事業が赤字になっている方も少なからずいらっしゃるでしょう。青色申告にすることで、赤字を最大3年間繰り越しすることができます。
繰り越した赤字は、翌年の利益から引かれますので、所得が下がって税金も下がることになります。
30万円未満の経費が一括計上できる
通常10万円以上の高額な備品などの購入は、減価償却して数年に分けて経費計上しなければなりません。
しかし、青色申告にすることで30万円までの経費なら減価償却の必要が無くなります。
これによって、その年の税金も抑えやすくなりますし、高額な設備投資もしやすくなります。
白色申告も青色申告もやることはそこまで変わらない
ここまで税制面で違いがあるのだから、白色申告と青色申告とではやることが違うはずだ!と、思われる方も多いでしょう。
確かに以前は違いました。
それまで白色申告には記帳の作成義務が無かったので、領収書などの合計金額を申告書に書いて税務署に提出しても良かったわけです。
しかし、2014年から白色申告でも帳簿作成の義務が生じて、経費を使ったのであれば帳簿作成の必要が出てきています。
結果的に青色申告とすることはさほど変わりないのに、税制面では大きな違いが出るようになりました。
しかも、クラウド会計ソフトを使えばより控除が大きくなる複式簿記の作成までできてしまいます。
いくらやよいの白色申告の利用料が無料だといっても、わざわざ白色申告で確定申告をする理由は正直なところないですね。
青色申告をする場合は事前申請が必要
「じゃあ、次の確定申告から青色申告にしよう!」と思っても残念ながらそうはいきません。
青色申告をするためには事前申請が必要になり、申請書の提出には期限があります。
新規開業の方は開業日から2ヶ月以内。それ以外の方は前回の確定申告が終わる3月15日までに青色申告承認申請書を提出しておく必要があります。
※2020年提出の青色申告承認申請書は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、4月16日(木)まで延長となりました。国税庁 |
残念ながらすでに期限を過ぎてしまっている方は、次の確定申告までは白色申告で行い、その時に青色申告承認申請書を提出するようにしましょう。
【関連記事】
「青色申告承認申請書の提出期限と書き方」
まとめ
やよいの白色申告オンラインは無料で確定申告を簡単に終わらせることができる、とても頼りになるサービスです。
白色申告で確定申告をされている方は、ぜひ一度やよいの白色申告オンラインを使ってみてください。
一方で、確定申告を白色申告で行うメリットがほとんどないと言って良いです。
すでに個人事業主として十分な利益が出ている方は、なるべく早くに青色申告に切り替えた方が税金面でも得をすることでしょう。
その場合も、やよいの青色申告オンラインなどのクラウド会計ソフトを使えば、自力で確定申告をできる程度になりますのでぜひ前向きに検討してみてください。
無料で使える!
やよいの白色申告オンライン
やよいの白色申告オンラインは、完全無料で確定申告まで終わらせることができる会計ソフトです。銀行口座などとの連携で仕訳作業も軽減され、申告書もラクラク作れます。他の会計ソフトだとどうしても料金がかかりますが、無料で確定申告まで済ませられるのはやよいの白色申告オンラインだけ!白色申告をする方は、ぜひ一度使ってみてください。
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