クラウド会計ソフトの『MFクラウド』。
とても使いやすいと評判も上々ではありますが、初めての使う方はやはり少し使い方に戸惑ってしまうものです。
MFクラウドを使って終わらせたいことと言えばやはり確定申告と帳簿作成ですね。
今回は、確定申告と帳簿作成を終わらせるためのMFクラウドの使い方を順を追ってご説明していきたいと思います。
この記事で分かること |
❶ MFクラウドの登録方法とプランの選び方 ❷ MFクラウドで帳簿を作る方法 ❸ MFクラウドで確定申告を済ませる方法 |
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MFクラウドには無料で使えるフリープランがあり、有料プランとほとんど同じ機能を実際に使うことができます。また、今なら有料プランも1ヵ月間無料のキャンペーン実施中!これまで会計ソフトに興味はあったけどまだ導入できていなかった方でも気軽にお試しできますので、この機会に是非一度使い心地を試してみてください。
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MFクラウドを使ってできること
使い方の説明に入る前にまず、MFクラウドを使ってできることからまとめていきたいと思います。
確定申告と帳簿を付けることを目的にしている方がほとんどかと思いますが、それらはMFクラウドを使うことで簡単に終わらせることができるのでご安心ください。
仕訳
まず、帳簿を作るためにも必要な仕訳作業ですが、こちらはMFクラウドを使うことでかなり簡単に済ませることができます。
本来、仕訳には借方や貸方のポジションなど、初めての方には「?」となってしまうルールがあるのですが、MFクラウドでは金額や科目などを選択すれば仕訳の大まかな部分は完了します。
また、銀行口座やクレジットカードなどと連携させておくことで、連携した口座からお金の出入りがあった際に自動で仕訳をしてくれるのでとても便利です。
帳簿作成
そして、帳簿作成にかかる時間も大幅に削減することができます。
手書きやエクセルなどで帳簿を作ろうとすると、「仕訳」→「仕訳帳へ転記」→「総勘定元帳へ転記」というように1度の取引で2度3度の転記をすることになり非常に面倒です。
MFクラウドでは、仕訳を基に必要な帳簿に自動で転記されていますので、そのような手間はいりません。
さらに、有料プランのみになりますが、出来上がった帳簿は印刷することができますので、プリントアウトして保管しておけば確定申告で義務付けられている帳簿の保管義務も守ることが出来るのです。
確定申告書作成
もちろん確定申告のための書類作成だってできます。
確定申告のために提出する書類は複数ありますし、記入する項目もいくつもあってどう書けばいいのか分からないという方は多いと思います。
MFクラウドでは、項目に従って入力していけば確定申告で必要な書類の準備や記入の大まかな部分は自分1人でも可能です。
仕訳もきちんと済ませていれば、申告書との数字合わせも簡単ですね。
サポート
MFクラウドでは、メールやチャットでのサポートも付いています。
無料プランではメールサポートのみ(登録後30日はチャットサポートも可能)。有料プランにするとチャットサポートも付きます。
さらに追加料金で電話サポートも付けることもできます。
具体的すぎる税務相談・経理相談は明確な回答を貰えない場合もありますが、MFクラウドの使い方などはサポートでもしっかりと答えてくれますので有効活用しましょう。
→「分からない部分は相談する」
プラン改定で一緒に使えるようになった機能
さらに5月のプラン改定で、同じMFクラウドの他のサービスも一緒に使えるようになっています。
- スマホ撮影での領収書の読み取り
- 経費精算
- 請求書作成
- 給与計算
- 従業員のマイナンバー管理
このような機能も一緒に使えるようになりましたので、得に従業員を雇っている事業主の方には便利になっています。
【関連記事】
「新料金プランで一緒になったサービスの機能」
MFクラウドを使い始める|MFクラウドの登録方法とプラン内容の選択
以上がMFクラウドを使ってできることです。
すでに登録されている方が多いとは思いますが、こちらではMFクラウドを使う前の登録方法やプランについてご説明しておきたいと思います。
登録がすでに終わっている方は、読み飛ばして頂いて構いません。
MFクラウドへの登録方法
MFクラウドへの登録は非常に簡単です。
メールアドレスや個人情報を少し入力すれば無料で簡単に登録完了し、その日から無料プランや支払方法の設定をすれば有料プランの利用が可能です。
コチラでも簡単に説明をしますが、登録方法を詳しく知りたいという方は以下の記事をご覧ください。
【関連記事】
「MFクラウドの登録方法」
MFクラウドにアクセス→メールアドレスなどを入力して登録
下のリンクからMFクラウドにアクセスすると、ページの中央に『1ヵ月間無料で始める』のボタンがあるので、そちらから登録ができます。
ちなみに、最初の方にある『無料診断してみる』は、MFクラウドを使うことでどれくらいの時間が削減できるかがシミュレーションできますので、興味がある方はやってみてください。
登録画面は上のようになっています。メールアドレスやパスワード、氏名などの基本情報を入力するだけですから簡単です。
次に進むと、口座連携の画面になります。後からも設定できますが、銀行口座やクレジットカードと同期しておくことで仕訳がかなり楽になります。
メール認証で完了|フリープランはもう使える
以上で登録はいったん完了です。
登録したメールアドレス宛に登録完了の認証メールが届いていますので、認証作業をしておきましょう。
メール認証が終わった時点でフリープランが使えるようになります。有料プランにする前に一度大まかな使い方を試してみても良いと思います。
MFクラウドのプランと料金の選択
MFクラウドの料金プランは、
- フリープラン(無料)
- パーソナルライト(月額1,280円)
- パーソナル(月額2,480円)
- パーソナルプラス(年額35,760円)
の4種類です。登録後はフリープランになっていますが、有料プランを使う方はプランを選んでいきます。
無料プランでも有料プランとほとんど同じ機能が使えますので、有料にするかどうかはさておき、まずは無料でいいので実際に使ってみることです。
登録時の認証メールのURLにアクセスすることで、フリープランにログインした状態になりますので、このページをブックマークなどしておきましょう。
フリープランでの管理画面も有料プランでの管理画面も同じです。繰り返しますが、まずはフリープランで実際に使ってみてある程度使い方が分かってきたら有料プランに切り替えることをおすすめします。
【関連記事】
「MFクラウドの無料プランでできることと制限」
「【最新】MFクラウドの料金プラン|旧プランとの違いや他社との料金比較」
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MFクラウドの使い方①|登録後の初期設定
登録が終わったら、まずは初期設定をしておきたいところです。
やっておきたい初期設定は
- 事業所の登録
- 連携データの登録
- 開始残高の設定
の3つです。
連携データの登録以外は後から設定しても問題ありませんが、最初のうちにやれるようでしたら一緒にやっておきましょう。
MFクラウドのホーム画面上部に上のような項目が出ていると思いますので、赤枠で囲んだ部分で初期設定を行っていきます。
事業所の登録
事業内容や確定申告の方法などを設定していきます。
特に気を付けるべきところは、確定申告を青色申告と白色申告のどちらでやるのか?という選択と消費税の申告の必要性です。
簡単に言うと、確定申告は青色申告でやった方が良いのですが、そのためには事前に青色申告承認申請書を提出しておかなければなりません。
消費税の申告は、2年前に1,000万円以上の売上が無い場合、基本的に免税業者になります。
初めて確定申告をされる方は、いまいちピンと来ないかもしれませんがMFクラウドの初期設定画面でも説明がされていますのでご安心ください。
このように質問事項に答えていく形です。どのようなことを埋めるのかはそれぞれ説明がされていますし、よく分からない場合はところどころ貼られているリンクの(使い方ガイド)やサポートを上手く活用してください。
参考:「「事業所」の使い方|MFクラウドサポート」
連携データの登録※重要
こちらは最初のうちに是非ともやっておいて欲しい設定です。
銀行口座やクレジットカード、事業で決済機能などを使っている場合はそちらと連携させておきましょう。
連携しておくことで、入出金などがあった場合にMFクラウドに自動で反映されて仕訳も格段に楽になりますので絶対にやっておいた方が良いです。
上の方で貼った画像の「連携データの登録」を進むと上のような画面になります。
こちらから事業で使っている銀行口座や決済サービスを選択して連携させましょう。
連携先によってやり方は若干違いますが、基本的には連携先のアカウントのIDやパスワードを入力して確認が取れれば連携完了なので簡単です。
参考:「「連携データの新規登録」の使い方|MFクラウドサポート」
開始残高の入力
今年からMFクラウドを使い始めたという方がほとんどでしょうが、事業を始めた時の銀行口座などの残高や開業費、すでに去年分の確定申告をされている方は前回の確定申告の内容を基に元入金を入力していきます。
新規開業かどうかで入力する項目も変わってきますので、画面の説明に沿って開始残高を入力していきましょう。
MFクラウドの使い方②|仕訳と記帳作業
初期設定が終わったのであれば、日々行っていく仕訳の仕方を覚えておきましょう。
再びホーム画面に戻ると、上の方に仕訳には関する操作画面へのリンクがあります。
連携データを使った仕訳
まずは連携した口座などからのデータを使った仕訳です。
操作画面は上のようになっていて、すでに仕訳に必要な項目は記入された状態になっています。
あとは、確認して間違いがなければ「登録」をクリックすることで仕訳が完了です。驚くほど簡単ですね。
初めての仕訳をする場合は上の画面のように使い方の説明がされていますので、実際に仕訳を開始しながら使い方を覚えていきましょう。
参考:「STEP4 連携データの仕訳登録|MFクラウドサポート」
手動での仕訳
手動の仕訳は、現金での品物購入など連携した口座を介さずに行われた取引を記録します。
MFクラウドの手動仕訳の画面は上のようになっています。
最初は入力内容など、少し戸惑う部分もあるかと思いますが、慣れればかなり使いやすい入力画面です。
領収書の撮影はアプリから可能
同じ会計ソフトのfreeeは、領収書を撮影して取引内容を反映させてくれる機能がありますが、MFクラウド確定申告だけでは領収書撮影の機能はありません。
MFクラウドで領収書を撮影してから仕訳に反映させるためには、スマホで『MFクラウド経費』をインストールすることで利用することができます。
領収書などでの取引が多い方はぜひ一度使ってみてください。
【アプリ】
「MFクラウド経費|App Store」
「MFクラウド経費|Google Play」
仕訳の確認・修正と帳簿の印刷
仕訳の登録が完了したら、一度確認をしていきましょう。また、今後も週1~月1くらいのペースで確認しながらMFクラウドの機能を触ってみましょう。
MFクラウドは、経営レポートも自動で作成してくれますので、事業の振り返りにも使えるかと思います。
ホーム画面の上部、「仕訳の確認」→「経営状況の確認」から先に進んで、下の方に帳簿やレポートなどを確認することができます。
こちらであっているかどうかが確認できますし、有料プランであれば帳簿の印刷も可能になります。
MFクラウドの使い方③|確定申告書の作成
年が明けて確定申告の時期の前になってきたら、確定申告の準備をしていきましょう。
ホーム画面上部にある「確定申告」の項目のリンクをクリックすることで、確定申告書の作成ページに移ります。
項目を埋めて必要書類を揃える
確定申告を初めて行うという方は、そもそもどのような書類が必要になって、どこをどう埋めればいいのか全く分からない状態かと思います。
MFクラウドでは、そんな難しい確定申告の必要書類で埋めていく項目が説明付きで表示されていますので、初めての確定申告という方でもなんとか書類を完成させることもできるかと思います。
確定申告書に記入する項目はたくさんあります。
上図の赤枠で囲んだ部分のタブを切り替えることで、それぞれ記入する項目での詳しい説明と入力箇所が用意されています。
そちらを入力していくことで確定申告書も出来上がっていきます。
分からない部分は相談する
MFクラウドを使うことで確定申告がかなり楽になるとは言え、それでも確定申告そのものが難しいことには変わりありません。
もし、分からないことがあったり記入する数字に自信が無い場合は、詳しい人に相談することが一番です。
相談先 | 主な相談内容 |
MFクラウドサポート | MFクラウドの使い方 基本的な簿記・確定申告の相談 |
税務署 | 簿記・確定申告の相談 |
税理士 | 具体的な簿記・確定申告の相談 節税などに関する相談 |
相談内容によって相談先も様々あります。共通して言えることは、確定申告の時期になるとやはりどこも相談などが殺到しますので、なるべく早い段階で相談すれば返答も早く貰えるかもしれません。
参考:「「チャットサポート」の使い方|MFクラウドサポート」
【関連記事】
「確定申告の相談先まとめとよりスムーズに相談を受けるポイント」
まとめ
MFクラウドの基本的な使い方をご説明しました。
使いやすいと評判も良いので、実際に使いながら事業の収支をきちんと把握しつつ、簡単に帳簿作成や確定申告を終わらせましょう。
チャットサポートは平日日中なら比較的早くに返答が返ってきますので、MFクラウドの使い方で分からないことがあれば有効活用してみてください(フリープランは登録後30日のみ使えます)。
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